日本で売れなくなった中古車は、そのまま海外に送り出されていきます。主に発展途上国に送られて、現地でバリバリ活躍することになるわけです。日本の中古車は、相当に古いものでもしっかり走ってくれるということで、海外では人気が高いです。メンテナンスをさほどしなくても、十数年以上乗り続けることができるのは、他にはない強みだと言えるでしょう。

アジア諸国や中東、さらにはアフリカにも日本の中古車は輸出されていきます。その数は毎年数十万台にも上るので、輸出産業としても無視できない規模です。日本車は燃費性能に気を使って作られていますから、あまりお金のない発展途上国ではありがたがられています。途上国はガソリンを手に入れるのさえ難しいわけですから、少しでも燃費性能のいい車を求めています。

日本車は一般的に、アメリカ車の数割は燃費がいいとされています。悪路にも強い四駆の車も多いですし、安全性能についても他国産の車を凌駕しています。こうした特徴があるがゆえに、人気になっているわけです。現地でありがたがられているのもうなずけるというものです。

中東で紛争があったときにその写真を見てみれば、日本メーカーのロゴがたくさん見つけられることでしょう。こうした中古車の存在によって、日本という国が世界に知られているという面もあります。中東やアフリカの国民に日本のイメージを聞いてみれば、自動車大国であるという答えをする人が多くなるのは確実です。